【今宵の「○○の本箱から」〝「鬼畜」と対戦させられてきた自分らの国家(=皇国)の方こそが《自由民主主義に敵対する鬼畜》だと突きつけられた〟日に】
[DJ:引き続き、準備中の一部を紹介します゚゚゚邪悪なJAPPONが喚き散らす「日本スゴい!」「クールジャパン」の中身゚゚゚]
――小川進・平井孝志『3分でわかるクリティカル・シンキングの基本』日本実業出版社[2009年刊]
同著 ≫ Part1 クリティカル・シンキングとは何か ≫ 「感情論や印象論で判断する怖さ(根拠に対する確信)」より
‘根拠に対する確信’とは、ある信条や立場を受け入れるかどうかを正当な理由付けや証拠の有無から判断しようとする姿勢のことを指します。
1980年代から90年代にかけて、日本企業はその世界的なビジネスの拡大や、製品の質の高さから、世界中の注目を集めました。
多くの欧米企業が日本企業の経営から学ぼうとし、日本的経営ブームが世界的に起こりました。
しかし、神戸大学の三品和広先生の分析(三品和広 著『戦略不全の論理』東洋経済新報社)によると、日本企業の売上高営業利益率(業績)は、1960年から現在に至るまで一貫して右肩下がりなのです。
つまり、日本的経営が注目されていた時も日本企業は戦略が機能せず、業績が悪化し続けていたのです。
この分析が正しいとすれば、欧米企業は業績を下げ続けている会社の経営を学ぼうとしていたことになります。
このことは、‘感情論や印象論でものごとを判断することの怖さ、きちんとした根拠付けやデータによる裏付けの大切さを教えてくれます’[引用者註:‘’内太字強調]。