所属事務所の「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」によると、
島田さんは2005年6月ごろから07年6月ごろにかけ暴力団関係者と
親密な携帯電話メールをやりとりしていた。
島田紳助さん芸能界引退 暴力団と親密な関係
2011年8月23日
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2304K_T20C11A8000000/
会見によると、島田さんは十数年前、暴力団関係者と
旧友を通じて知り合った。自身の個人的なトラブルを、
旧友に相談した際、「その知人の暴力団関係者が解決してくれた」と説明。
暴力団関係者と直接会ったのは4、5回程度。
会見で、島田さんは「トラブルを解決してもらい、
恩を感じていた。問題はないという認識だった」と釈明。
「一番重い処罰を自分に与えた」と引退の理由を語った。
会見では、時折、涙を浮かべ、一連の経緯を説明。
「明日からは一般人として静かに暮らして
いきたいと思います」と述べ、約1時間の会見を締めくくった。
よしもとクリエイティブ・エージェンシーは、
所属タレント全員を対象に毎年、
コンプライアンス(法令順守)研修を実施。
暴力団関係者と会うことや飲食、メールのやりとりも
いけないと指導していたという。
今回も、
同社側は島田さんに「よしもととしてのルールだ」と
迫ったという。
同席した同社の水谷暢宏社長は「経済的な利害関係は無いが、
社会的影響力の高いテレビ等の司会者として登場しているだけに、
厳格な態度で臨むべきだと考えた。本人から引退と
いう申し出があり、受け入れることにした」と話した。
島田さんは1977年、故松本竜助さんと
漫才コンビ「紳助・竜介」を結成し、漫才ブームの一翼を担った
。85年のコンビ解散後も数多くのテレビ番組の
人気司会者として活躍。若手漫才師の日本一を
決めるトーナメント大会「M-1グランプリ」も仕掛けた。
04年に所属する吉本興業の女性社員を殴ってけがを
負わせたとして傷害容疑で大阪府警に告訴され、
10日間の謹慎処分に。傷害罪で略式起訴され、
罰金30万円の略式命令を受けた。
復帰後も、「開運!なんでも鑑定団」のほか、
「行列のできる法律相談所」や「クイズ!ヘキサゴン2」など、
人気番組に出演していた。