>>1
東久留米市役所 2012 年 2 月 5 日(日)
慢性疲労症候群をご理解いただくために
今までの研究でわかってきたこと、これから始まる本格的な研究
https://mecfsj.wordpress.com/wp-content/uploads/2012/08/e58089e68192e58588e7949fe381aee8ac9be6bc94e38386e383bce38397pdf.pdf
1984 年、今から約 30 年前、アメリカのネバダ州インクラインという人口 2 万人の村で、
原因不明の疲労、脱力、微熱、こういう症状のために日常生活、
社会生活に重大な支障をきたすような人々が 200 人、村の人口の1%
の人が認められるという事がありました。
この頃、アメリカではエプスタインバー(EB)ウィルス感染症が
慢性化すると微熱が続く、倦怠感が続く、筋肉痛、関節痛が
続くこういう慢性活動性 EB ウイルス感染症が問題と
なっていましたので、ひょっとするとこの
地域において発生した病態の原因ではないかと疑われました
そこで日本の厚生労働省にあたります、
米国疾病対策予防センター(Center for Disease Control andPrevention:CDC)の
方々がこのインクライン村に調査に入りまして、様々なウィルスの検査をしました。
その結果、EB ウィルスが関係していたかももしれないことを
示唆する抗体が上がっているという
数値が得られましたが、それ以外の様々なウィルスの反応も
陽性になってきまして、特定の原因ウィルスが
この病気を引き起こしたということを明らかにすることはできませんでした。