北朝鮮の元工作員が来日して記者会見「日本人をなぜ拉致し、どう利用したのか」(全文)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/15/north-korean-former-spy-conference_n_7068298.html
ご存知の通り北朝鮮は5人の拉致被害者を返し、残りは「死亡した」とした。私は、死んでいないと考える。
北朝鮮が戻せないから、戻さないという意味で「死亡通知書」を送ったのだ。返せない理由は、彼らを工作員と
して利用しているからだ。北朝鮮は日本人も韓国人も拉致したが、もっとも根本的な目的はスパイとして利用するためだ。
実際にスパイとして活動している日本人もいる。1992年、韓国でスパイ活動して北朝鮮に逃げた夫婦スパイもいる。
2人は中国系マレーシア人として、韓国国籍を取得し、マレーシア食堂を営んでいた。しかし仲間のスパイが捕まり、
香港経由で北朝鮮に脱出した。その妻は実は日本人だった。日本人はその当時、韓国にいる当時、チョン・オクチョンと
いう中国名を使っていた。今も北朝鮮で生活している。
そして工作員として活用できない拉致日本人は、日本に派遣する工作員に日本語を教える教師をしている。
Q 日本の赤十字などがしている北朝鮮への人道支援についてどう思うか。
家族がいるので人道支援を支持しなければいけないが、私が人道支援に賛成できないのは、北朝鮮に人道主義など
不可能だからだ。支援しても(支援が現場に行き渡っているか確認する)モニタリングができない。反人道国家なので人道主義が通じない。
「人道支援」にしてしまうと、体制の問題だということを北朝鮮の人民も認められないのだ。