■主に身体内部の情報に基づいた欲求
呼吸:呼吸中枢が血中のO2濃度低下を感知すると、呼吸回数を変えたり気道を通じさせようとしたり、別の場所に移動したりしたくなるような欲求が生じる。
食欲:視床下部の血糖値センサーが血糖値低下を感知すると、個体に「空腹感」を感じさせ、摂食行動を促す。
飲水:視床下部の浸透圧センサーが、血清の濃度上昇を感知すると、個体に「口渇感」を感じさせ、飲水行動を促す。
排便・排尿:大腸や膀胱からの情報により、排泄したいという欲求が生じる。
睡眠欲:
体温調整:体温調整中枢にて設定された温度と比較して、体温が上昇/下降した場合、涼しい/暖かい場所に移動したいと感じたり、汗をかかせたり、筋の振戦を起こさせたりして体温を調整する。
性欲:性的パートナーを見つけ、性行為を行いたいと感じる性的欲求。
■主に身体の外部からの情報に基づいた欲求
逃避:不安や危機を感じた場合に逃げ出したいという欲求を生じる。
闘争:逆に、戦うことで生存しようとする欲求。