配信日時:2015年12月2日(水) 5時36分
2015年11月29日、韓国・聯合ニュースは、内外で悪材料が重なった影響で、今年の韓国の重要経済指標は全般的に低調が予想されると報じた。
まず経済成長率。今年は中東呼吸器症候群(MERS)の衝撃や中国経済の成長鈍化が響き、2年ぶりに2%台にとどまるとの見通しがすでに大勢となっている。
次に、消費者物価の上昇率。こちらは0.7%程度で史上最低を記録すると予想される。これまでの最低値は通貨危機に陥った1998年の0.8%だった。
この他にも数々の暗い見通しが出されている。昨年からの就業者数の増加は30万人台半ばにとどまり、昨年の増加人数53万3000人を大きく下回ると
みられている。また1人当たりの国民所得は金融危機以来6年ぶりに減少見込み、輸出は3年ぶりにマイナスとなる見込みだ。さらに、MERSの影響や
家計負債の急増で個人消費も伸び悩み、4年連続で1%台の増加にとどまるとみられる。
この報道に、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。
「これこそ朴槿恵(パク・クネ)の創造経済なんです」
「おかしな朴大統領のコンクリート支持層が30%を守る国。残りの70%がその30%に勝てないおかしな国」
「朴槿恵にはいったい何ができるんだろう?」
「現政権には何も期待できない」
「若者が就職できないのは自分のせい、自営業者が借金をするのも自分のせい。だから経済が駄目になるのは政府のせいにしないと、公平とは言えない」
「自動車以外の大企業は上昇傾向なのに、経済指標がマイナスということは…庶民の生活が何倍も苦しくなったということ。国がつぶれるのはあっという間だ」
「国が駄目になっても、国会議員の報酬は上がり、僕の血圧も上がる」
「これが創造経済の効果。来年には根元から崩れるだろう」
「セウォル号にMERS…、来年には何が起こるか心配だ」
「これなら自分が大統領になった方がまし」(翻訳・編集/吉金)