【イギリス】 唾かけられた鉄道職員 (アフリカ人 の オバサン)、 新型コロナで死亡
【5月13日 AFP】 英国で、新型コロナウイルスに感染していると主張する男から唾と せき (せーーき?) を かけられた鉄道職員の女性が、新型ウイルス感染により死亡した。 女性が所属する労働組合が12日、明らかにした。
この女性はベリー・ムジンガ(Belly Mujinga)さん(47)。 運輸従業員労組(TSSA)の発表によると、ロンドンのビクトリア(Victoria)駅で3月22日、同僚と共に被害を受け、2人とも数日後に新型ウイルス感染症を発症した。
TSSAは「2人はコンコースの切符販売窓口そばにいた際、一般市民の男に襲われ、唾を吐きかけられた。 男は2人に向かってせきをし、自分はウイルスに感染していると告げた」と説明している。
ムジンガさんは体調を崩した後、4月2日に病院に搬送されて人工呼吸器をつけられ、 3日後に亡くなったという。 ムジンガさんは2000年にコンゴ民主共和国から英国に移住し、夫と11歳の娘がいた。
衝撃的なこの事件に対しては大きな批判が湧き上がり、英政府も「卑劣」と非難。英鉄道警察(British Transport Police)は、事件の捜査を開始したことを認め、目撃者に情報提供を呼び掛けた。