LGBT支援団体 上映中止申し入れ 東浦町に
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多様性を認める社会づくりをテーマに
東浦町の町民グループが撮影した映画を巡り、
性的少数者(LGBT)の表現が誤解を招くとして、
名古屋市のLGBT支援団体「レインボーなごや」が
二十五日、町に対して上映中止を申し入れた。
映画のタイトルは「バリアフリーかあちゃん」。
主人公が
言葉の壁や障害者への偏見といった「バリアー」を
打ち破っていくストーリーで、
町民有志らが町の補助金計五十万円余を受けて撮影した。
問題となっているのは、
女性役者が演じる主人公が、
心と体の性が一致しない
「トランスジェンダー」の当事者であることを
大勢の前で明かすシーン。
レインボーなごやによると、
現実には元々の性別の公表自体が当事者にとって苦痛という。
酒井徹共同代表は
「映画では感動的に描かれており、
トランスジェンダーについて
誤った認識が広がる恐れがある」と話した。
一方、
町民グループの代表は取材に
「別の当事者団体からは好意的な意見もある。
申し入れに驚いたが対応は検討する」と答えた。
(『中日新聞』2019年4月26日愛知県内版)