パレード実現
性的少数者を象徴する虹色の旗を掲げたパレードが、
昨年12月15日に名古屋で行われた。
私が共同代表を務めるレインボーなごやが主催した。
性的少数者については国政でも、
主要野党が共同で「差別解消法案」を国会に提出、
自民党は「理解増進法案」を提出する方針を固めた。
全国の主要都市では、
性的な多様性の尊重を求めるレインボーパレードが
数百人から数千人の規模で開かれている。
だが東海地方の中心地・名古屋では、
LGBTへの差別解消・理解増進の
機運の高まりにもかかわらず、
2018年はパレードがないという。
「今年もパレードがやりたい」との声が
当事者たちから寄せられた。
そこから、手作り・手弁当でのパレードの準備が始まった。
全国の主要都市で行われるレインボーパレードと違って、
企業の協賛があるわけでもない。
プラカードも、
段ボールに白い紙を貼り、
「多様な性にYES」「誰が好きでもええがや」と
思い思いに手書きした。
結果、30人が参加する小さなパレードが実現できた。
沿道からは、通行人から拍手でエールが送られた。
(愛知県 酒井徹 団体役員 35歳)
(『しんぶん赤旗』「若いこだま」2019年1月9日)