性的少数者ら団体が市の調査に関し提言
――「説明を丁寧に」――
市が七月中に実施した
「性的少数者(セクシュアル・マイノリティー)など
性別にかかわる市民意識調査」について、
性的少数者らでつくる「レインボーなごや」が十二日、
市役所で記者会見し、
市に対して
「調査の説明を丁寧にして」などと提言したことを
明らかにした。
調査は無作為に抽出した一万人を対象に実施。
性的少数者の当事者の中には、
自分宛てに調査用紙が届いたことに驚き、
戸惑う人もいた。
市の調査用紙には
どういう基準で対象が選ばれているかなどの説明が
なかったという。
会の山口徳明共同代表(四三)らが会見し、
「調査を歓迎するが、
改善してほしいところもある。
差別を無くすための調査だと強くうたってほしかった」と
話した。
市は近く調査の結果を公表するという。
(『中日新聞』名古屋市民版2018年12月13日朝刊)