岐阜市も性別欄削除へ 印鑑登録証明書
https://www.gifu-np.co.jp/news/20180605/20180605-46567.html
岐阜市が、
性的少数者(LGBT)に 配慮し、
印鑑登録証明書の 記載事項から、
性別欄を 削除する 方針を 固めたことが
4日、分かった。
早ければ 9月の 定例市議会で
市印鑑条例の 改正案を 提出し、
可決されれば 年内の 実施を 目指す。
本庁舎と 北部事務所に 設置されている
印鑑登録証明書などの 自動交付機を
9月末で 撤去するのに 合わせて、
改正案を 提出する 考え。
また この 日、
LGBTの 支援団体
レインボーなごや(名古屋市)の 代表らが
柴橋正直市長に、
印鑑登録証明書から 性別欄などを なくすよう
申し入れた。
印鑑登録証明書だけでなく、
各種書類から 不要な 性別欄を なくすことなども
求めている。
印鑑登録証明書の 性別欄を 巡っては、
県内では 関市や 加茂郡八百津町、同郡坂祝町などが
既に 削除しているほか、
美濃加茂市や 羽島市でも
年度内の 削除を 目指している。
(『岐阜新聞』2018年6月5日朝刊)
印鑑証明の性別記載 岐阜市長に「削除を」
――LGBT支援団体「環境改善求める」――
https://digital.asahi.com/articles/ASL6445GPL64OHGB006.html?rm=255
性的少数者(LGBT)を 支援する
民間団体 「レインボーなごや」の メンバー 8人が
4日、
岐阜市の 柴橋正直市長を 訪ねた。
自分たちの 経験を 踏まえ、
「性的少数者でも 安心して 暮らせる 市の 実現」を
申し入れた。
1月に 柴橋市長が 初当選したことを 受けて 訪ねた。
可児市の 山口晴加さん(32)は、
印鑑登録証明書に 記載された 性別と
心の 性別が 違うことで 「いやな 思いを した」と
経験を 伝え、
記載事項から 性別を 削除することを 求めた。
印鑑登録証明書を 巡っては、
八百津町が 今年度から 性別の 記載を 撤廃するなど、
各地で 見直す 動きが 出始めている。
女性として 暮らす 山口さんは 現在、
パートナーの 女性(24)と 子育て中。
子どもを 預ける 保育園の 書類には
「母親」 「父親」の 氏名を 記入する 欄が あるという。
「海外では ペアレント1、ペアレント2という 欄が
あると 聞く。
日本でも 保護者1、保護者2と してほしい」。
岐阜市の 山田侑子さん(28)は
女性として 過ごしているが、
「病院の 診察室で (戸籍上の) 男の 名前で 呼ばれる。
近所なので 周りの 人に 知られると 困る」と 話し、
性的少数者への 配慮を 求めた。
メンバーらは、
県内に 性的少数者が 集まって 情報交換できる 場が
少ないことや、
就職活動の 難しさ、
相談窓口が 少ないことなどを 指摘し、
性的少数者の 生活環境の 改善への 理解を 求めた。
(松沢拓樹)
郡上市削除へ条例改正案
郡上市は、
LGBTの 人たちに 配慮し、
印鑑登録証明書の 記載事項から
性別に 関する 事項を 削除する 方針を 決めた。
条例改正案を 6月定例市議会に 提案する。
これまで 証明書には 男女の 別を 記載してきたが、
やめるという。
市の担当者によると、
男女の 記載が ある ほかの 規則や 要綱についても
改正を 検討しているといい
「順次、記載の 必要性を 検証しながら
対応していきたい」としている。
また、羽島市も
同証明書から 性別の 記載を 削除する 条例改正案を
6月定例市議会に 提出するという。
(山野拓郎、山下周平)
(『朝日新聞』岐阜版2018年6月5日朝刊)
印鑑証明の性別欄 LGBT撤廃要請
――市に名古屋の団体――
性的少数者(LGBT)の
当事者や 支援者で つくる 団体
「レインボーなごや」(名古屋市)は 四日、
印鑑登録証明書から 性別記載欄を 撤廃するよう
岐阜市に 申し入れた。
市は 前向きに 検討し、
性別欄を 変更するための 条例改正案を
準備するとしている。
印鑑登録証明書は 各自治体が 様式を 定め、
県内では 関市や 八百津町など 一部に
LGBTに 配慮して
性別欄を 削除する 動きが 出ている。
同団体は 一月の 岐阜市長選で 各候補者に
撤廃の 賛否を 問う アンケートを 実施し、
柴橋正直市長は 当時、
賛成の 意向を 示していた。
団体の 共同代表である 山口徳明さんら
メンバー八人が 市役所を 訪れ、
「岐阜市が 性別欄を 変更すれば、
大きな 流れに なる」と
申し入れ書を 柴橋市長に 提出。
LGBTが 安心して 暮らせる 街の 実現を 訴えた。
心と 体の 性が 一致しない
トランスジェンダーの 女性、
山田侑子さん(二八)=岐阜市=は
病院の 待合室で 改名する 前の 男性名を
フルネームで 呼ばれ、
嫌な 思いを した 経験が あり、
「現場でも 配慮や 理解が 広がってほしい」と 話した。
(近藤統義)
羽島市は来月撤廃
羽島市は 七月から、
印鑑登録証明書に ある
「男」 または 「女」の 性別記載を 撤廃する。
性的少数者(LGBT)に 配慮した。
印鑑条例の 改正案を、
八日開会の 市議会六月定例会に 提案する。
市が 四日、明らかにした。
撤廃は 市民からの 要望に 基づくものではないといい、
担当者は
「時代の 流れもあり、判断した」。
市によると、
印鑑登録証明書から 性別記載を なくしても、
不都合は 起きない。
(水越直哉)
(『中日新聞』岐阜・近郊版2018年6月5日朝刊)
LGBT団体 性別欄廃止要望
LGBTと 呼ばれる 性的マイノリティーの 人や
支援する 人たちが
岐阜市の 柴橋市長を 訪れ、
印鑑登録証明書などの 公的な 書類から
性別欄を なくすことなどを 要望しました。
岐阜市の 柴橋市長のもとを 訪れたのは、
LGBTの 人や、支援者らで 作る
名古屋市の 団体 「レインボーなごや」の メンバーです。
メンバーらは、柴橋市長に
印鑑登録証明書など 公的な 書類から
性別欄を なくすことや、
選挙の 投票の 際、
投票所での 本人確認の 際に
性別の 確認を なくすことなどを 求める
要望書を 手渡しました。
面談の 中で、
心と 体の 性が 一致しない トランスジェンダーで
岐阜市に 住む 山田侑子さんが、
「病院で 名前を 呼ばれる 時や、
職場で 男女別の 名簿が 作られた 時に
苦痛を 感じた」と 経験を 話しました。
また、
ほかの メンバーからは
「市役所に 相談に 行った 際、
職員が LGBTの 意味すら 知らなかった。
相談窓口を 明確にしてほしい」といった 意見が
出ていました。
これに 対して 柴橋市長は、
「生の 声を 聞かせていただき ありがたい。
じっくりと 要望書を 読ませていただきます」と
答えていました。
県内では、
関市と 各務原市、それに 八百津町と 坂祝町で
すでに 印鑑登録証明書の 性別欄が 廃止されていて、
岐阜市も 性別欄を なくす 方向で
準備を 進めています。
(NHK東海 News web 06月05日 10時07分)
岐阜市:性別欄撤廃求め 配慮申し入れ
LGBT=性的マイノリティの 支援団体が 今日
岐阜市役所を 訪れ、
心と 体の 性が 一致しない
トランスジェンダーに 配慮し、
印鑑登録証明書から
性別欄を 無くすことなどを 求めた 意見書を
柴橋正直市長に 提出しました。
今日 岐阜市役所を 訪れたのは、
東海地方の 性的少数者や その 支援者らで つくる
レインボーなごやの 山口徳明代表ら 8人です。
意見書には、
印鑑登録証明書などをはじめとした 公的書類から
性別の 記載を 無くすなど、
性的少数者に 配慮した 環境の 整備を
求めることなどが 盛り込まれ、
岐阜県内では 現在、
関市や 各務原市など 4つの 自治体が
印鑑登録証明書の 性別欄を 撤廃しています。
山口さんは、
「社会の 中で 埋もれて 生活している 当事者の 声を
拾ってほしい」と 柴橋市長に 呼びかけ、
柴橋市長は、
「生の 声を 聞かせていただき 有り難い。
じっくり 検討していきたい」と 答えました。
レインボーなごや 山口徳明代表
「岐阜ってのは 全体的に 保守的な 土地柄ですので、
住んでる 地元では、
自分は 実は 女性だと 思ってるとか、
実は 男性が 好きだったという 事は 言わずに、
名古屋に 来て 話を するという 人が
非常に 多いんですね。
これは 三重も 静岡も そうなんですね。
つまり、
地元で 出す 場所が 無い。
そういう意味で、
これを 機会にですね、
(こうした 取り組みが )ニュースに なると、
岐阜に 住んでいる 当事者の
励みに なるんじゃないかという 事を
期待しております」。
(岐阜放送『Station!』2018年6月4日)
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