交際していた暴力団の男性組員に捜査情報を漏洩(ろうえい)したとして、 警視庁は19日、新宿署の女性巡査(23)を停職6カ月の懲戒処分にするとともに、地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで書類送検した。 女性巡査は容疑を認めており、同日付で依願退職した。
警視庁によると、女性巡査は暴力団事件などを担当する同署組織犯罪対策課に平成29年7月から勤務。 業務中に30代の組員と知り合い、11月下旬から交際を始めた。 この組員は同署管内で起きた暴力団同士のいさかいの当事者として捜査対象となっており、女性巡査も把握していた。
12月に組員から「自分が捜査対象の事件はあるか」と尋ねられ、 女性巡査は「捜査が進み、交際が発覚したら警察官を辞めなければならない」と不安になり、捜査書類を閲覧。 自分の携帯電話から捜査の進展状況などを組員に伝えた。 今年1月下旬に組員から金銭の無心が相次ぎ、女性巡査は交際を解消した。
2月に交際の風評が広まり、調査の結果、女性巡査が情報漏洩を認めた。警視庁は情報漏洩はこの1件だけとしている。
同庁によると、巡査は容疑を認め、「交際が発覚したら警察官を続けられなくなる。
捜査情報を教えれば黙っていてくれると思った」と供述しているという。
送検容疑は、同署組織犯罪対策課に勤務していた昨年11月下旬~今年1月下旬、捜査対象者だった30代の男性組員と交際。
昨年12月中旬に署内で自分の携帯電話を使用し、この組員に捜査の進捗(しんちょく)状況などを漏らした疑い。
こいつかhttp://68.media.tumblr.com/32f58e17ad366ffac40b4973eb83aad8/tumblr_nihi1tJHuU1tuc0kvo1_1280.jpg
何時の事件?https://i.imgur.com/ERow9ftr.jpg