クラスター爆弾事件とは、毎日新聞社が2003年に起こした不祥事である。
毎日新聞記者の軽はずみな行動により、1名の尊い人命が失われ、5名が重軽傷を負う深刻な結果をもたらした。
概要
2003年当時、アメリカ同時多発テロを起因とするアメリカの対イラク戦争の最中、毎日新聞写真部記者の五味宏基は現地入りして戦争取材を行った。(なお、五味の取材活動には、反戦活動である「人間の盾」としての活動も兼ねていた。)
この取材過程で、五味はクラスター爆弾の不発弾を拾得。何を血迷ったのか五味はこれを「みやげ物として持ち帰ろう」と考えた。
5月1日、帰路のヨルダン・クイーンアリア国際空港の荷物検査所でこの不発弾が爆発。1名が死亡、5名が負傷する結果となった。
ヨルダン国家治安法廷は6月1日、五味に対して過失致死・過失致傷として禁固1年6カ月の有罪判決を下した。17日にはアブドラ国王の政治的配慮による特赦が行われ、日本に帰国。毎日新聞社からは懲戒免職処分を受けた。(なお、五味はこの後、毎日新聞社の広告関連企業に再雇用されたとの未確認情報がある。)