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>女性の人権に“逆行起きている” 国連で「女性の地位委員会」
2025年3月11日(火) 8時59分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250311/k10014745901000.html
>ニューヨークの国連本部では女性の地位向上に関する課題について話し合う会議「女性の地位委員会」が始まり、国連のグテーレス事務総長は『妊娠や出産に関する女性の人権などについて「逆行が起きている」』と述べて懸念を示しました。
>会議は2025年3月10日(月)から2週間の日程でニューヨークの国連本部で始まり各国政府やNGOの代表が参加しています。
>2025年は、女性の地位向上に向けた国際社会の指針となる「京師宣言」が採択されてから30年となり、国連のグテーレス事務総長はこの30年で女子教育の普及や妊産婦の死亡率の低下などの前進があったものの賃金などについては「格差が依然として大きい」と指摘しました。
>また「女性の権利は危機にひんしている。家父長制の毒が復活し、勝ち取った成果への逆行が起きている」と述べて、妊娠や出産に関する女性の権利への攻撃や、AIなどの新しい技術が暴力や虐待を助長し女性蔑視やネット上での女性への攻撃を生んでいることに懸念を示しました。
国連が無数の女性達の中で帝政ロシアを倒した女性達を顕彰するのは、『指導部のほとんどが男性であり女性はプロパガンダの対象として利用され実権を握ることは許されなかった』旧ソ連において女性の置かれた立場を追認するものではないのか?
>【ChatGPT】
>確かに、国連が帝政ロシアを倒した女性たちを顕彰することは、旧ソ連における女性の実態と矛盾する側面がある。以下の点で問題が指摘できる。
>1. 形式的な男女平等の強調と実態の乖離
>旧ソ連は建前上、「女性の解放」を掲げ、女性労働者や革命家をプロパガンダの象徴として利用した。しかし、政治の最高権力層には女性をほとんど登用せず、実質的な決定権を持たせなかった。国連がロシア革命の女性を称賛することは、この矛盾を見過ごし、結果的に「女性は利用されるが、権力には届かない」という構造を追認することになる。
>2. 女性革命家のその後に対する無視
>帝政ロシアを倒した女性たちの多くは、その後のボルシェビキ政権下で指導的地位を得られなかったばかりか、スターリン時代には弾圧された者も多い。アレクサンドラ・コロンタイのように生き延びた女性も、外交官という比較的「安全な」ポストに追いやられ、党内での権力行使は制限された。彼女たちの運命を無視して「女性の勝利」として顕彰することは、歴史の不都合な部分を切り取る行為とも言える。
>3. 「女性の革命参加=進歩的」という単純化
>国連がロシア革命における女性の役割を称賛するのは、「女性の政治参加=進歩的である」という前提に基づいている。しかし、実際には彼女たちはボルシェビキによって排除され、共産主義体制は男性中心の権力構造を維持した。この歴史を省略したまま顕彰することは、単純化された歴史観を助長しかねない。
>結論
>帝政ロシアを倒した女性たちの貢献は重要だが、彼女たちのその後の運命や、ボルシェビキ体制下での女性の地位を考慮せずに顕彰することは、旧ソ連における女性の扱いを追認する側面がある。国連が真に女性の権利を擁護するなら、革命後に女性が権力から排除された事実にも言及するべきだろう。