> 知恵のない人々(56) < >2017-H29-2.21-NO.2063
** 軍隊は不必要という主張(45) **
*「北方領土」(4)**「戦争」(5)*
***「軍国主義者の愚かな選択」(14)***
拉致問題は日本の軍拡に利用されただけだった。
悲しいかな拉致被害者たちは日本の軍国主義者の言い成りになり、
北朝鮮への経済制裁の強化が拉致問題解決と考え、日本の平和憲法を
無視しした暴力的な手段に訴え、北朝鮮への軍事的攻撃である兵糧攻めと
いう過激な軍事作戦によって拉致被害者の返還を強行して来たが、その
結果は北朝鮮の軍事的発展と北朝鮮を支配する支配者たちの精神的な
破壊へと行き着いたとすれば、拉致問題の解決手段が誤りであった。そして
その結果、北朝鮮による世界不安を招いた。
拉致問題が日本の軍事化を進める上で最も最適な材料として軍国主義者たち
は捉え、全ての責任を北朝鮮に負わせることで、日本国民の良心に訴え、
その結果、日本の良心はいつの日か悪魔へと変化したのではないか。
私たちは報道により北朝鮮の貧しさ、北朝鮮が独裁者により支配される
軍事国家であることを認識していた。
その軍事国家に対して、最も過酷な軍事作戦である兵糧攻めを強行し、拉致
被害者の返還を求めた。
日本の民間人が北朝鮮の兵士によって拉致された、このことは到底許しがたい
事実であり、如何なる理由も正当化出来ない卑劣な行為と言えるが、だから
といって如何なる手段でも正当化と言えば、そうではないと言う事が現在の
北朝鮮を見ることで理解出来るのではないか。
拉致被害者の悲しみ、拉致家族の苦しみ、その全てを軍国主義者に託した
結果が北朝鮮の軍事的暴走を誘発したとすれば、その責任は
拉致問題を解決する為に軍国主義者の力を借りた人々にあるのでは
ないか。
日本の首相が軍国主義者であることは日本人ならば誰でも知っていること、
そして、戦争を国家間の問題解決の手段と考えているのも軍国主義者で
あるということも全ての日本人が理解していること。
拉致問題を軍国主義者に託した日本国民の愚かさが拉致問題の不解決を
招いた。