> 知恵のない人々(7) < >NO.2012-7.26-2016-H28
* 国民と政治家 *
軍隊は政治家たちの武器なのか、もしそうであるならば日本に真の平和は
存在しないのではないか。
日本でよく知られた政治家が国家間の交渉では軍事力が大きな役割を果すと
言っていたが、それは本当なのだろうか。
国家間の交渉で軍事力を背景に行うとすれば、そこに国家間の信頼関係は
発生せず、あくまでも利害関係だけで、国家間の平和を語ることはないだろう。
日本国民は平和を望み、国民の代表者である政治家が軍事力を国家間の
関係に利用するという大きな矛盾が現在の日本社会の中に拡散していると
すれば、日本は明らかに平和国家から軍国主義国家へと移行しつつあると
考える冪だろう。
戦争を放棄した日本国憲法を政治家が厳守すれば、政治家が国家間の
交渉に軍事力を考慮することはなく、あくまでも平和な関係を築きつつ、
国家間の関係を構築することに力を注ぎ、軍事力という日本憲法に反する
意見を述べることはないのではないか。
米国の軍需産業の為に日本の軍事力を強化する、それが日本の政治家の
求める政治ならば、日本人の心の平和は無くなるばかりではないか。