> 知恵のない人々(522) < >2021-R.3-11.13-NO.2535<
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* 悪人たちの国家(217) *
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国民に取って皇室はどれほど重要な存在なのか、そして皇室に取って
国民は如何なる存在価値なのか。
神話から長い歴史を辿り現在に至る皇室の存在価値は権力の象徴とでも
いうか、豪族たちの権力争いの果、権力者の権威を証明する証として皇室は
権力者の旗印として君臨して来たのではないか。
権力者たちは権力の頂点を得る為に武力による争いを繰り返し、富と権力を
奪い合い、世の中は戦いに明け暮れ、武力が世の中を支配して来た。
民主主義における皇室の存在価値を考えると、武力による権力争いは憲法で
否定され、武力を用いた権力者は存在しない時代になった。
民主主義の国家では国民が主権者であり、これまでの時代では皇室が
権力者を承認し、権力者の頂点に君臨し、国家の主権者で在ったが
民主国家に於ける皇室の存在はあくまでも象徴であり、象徴とは何ぞやと
言えば、それは日本の名札とでも言えばいいのか。
皇室の人々も人間であり、日本人であるはずだが、その存在価値は日本の
名札でしかないと言うことならば、皇室の人々は余りにも哀れな人たちという
ことに成らないか。