拉致問題は軍国主義者に取って、平和国家から軍事国家へと日本を変貌
させる僅かな機会そのものだったのではないか。拉致問題は北朝鮮が犯した
誘拐事件であり、それは単なる事件であり、現在のように経済制裁を行う
ような重大な事件ではなく、あくまでも誘拐事件であり、その当時の法律では
既に事件としては時効が成立し、国家的な対立を招く経済制裁まで到達する
事案ではなく、あくまでも民間問題として、拉致家族たちが北朝鮮と交渉を
行っていれば、時間は掛かったかもしれないが既に解決した事件ではなかった。
拉致問題は軍国主義者という怪物を生んでしまい、結果として、日本国民の
生命の危機を招くことになった。
日本の長い歴史を振り返っても、軍国主義者は破壊以外何も生み出しては
いない。拉致被害者の救出を口実に拉致家族たちを平和国家の崩壊と
軍事国家の誕生に利用したのは明らか、そして、その結果、日本国民が
蒙る代償が北朝鮮からの核攻撃とすれば、正に軍国主義者は破壊以外
齎さないということを証明するのではないか。
愚かな日本国民が軍国主義者からの贈り物である憲法改正を受け入れるか、
受け入れないかは、正に平和国家を維持するか、他国への侵略を主体にする
軍国主義に成るかの外際であり、今度は北朝鮮から猛毒サリンを投機した
ミサイル攻撃を利用して、日本国民を騙し、平和国家の崩壊と軍事国家の設立の
大きな掛けに軍国主義者が出たのではないか。
日本国民が忘れてはならないことは、軍国主義は権力者が一般国民を支配し、
一般国民から自由と平等を奪う国家主義であるということだ。
米国は自由と平等の象徴のように見られるが、現実は軍国主義国家であり、
権力者が支配する国家で、一般国民の自由と平等は権力者の手の上で
踊らされているだけ、例えば、それは飛行機の機内から暴力で引き摺り
出された映像が示すように一般国民の自由は権力者によって支配されて
いると言える。