> 知恵のない人々(515) < >2021-R.3-10.31-NO.2528<
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* 悪人たちの国家(210) *
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民主主義国家の中の皇室に皇室の概念が存在しているのか否か。
結果的に今回の問題は皇室の概念が破壊された事例であり、男と女の問題
で処理されてしまったと言うことに成る。
天皇すなわち皇室であるとする概念であれば、民間人の男が皇室の女を
愛していると言っていいのかと言うことだ。天皇は国民の総意の基で成り
立っている訳で民間人の個人の男が一方的に愛せる存在かどうか。皇室の
概念を重んじることこそが皇室の歩む道であるのならば、男が個人的に
愛する女は男が愛する以前から国民に愛される存在であり、もし、個人的に
愛するというのであれば、国民から女を略奪する略奪愛ではないのか。
民主主義の概念からすれば、男と女で処理すればいいということに成り、
皇室の概念は無残にも砕け去ったということなのかもしれない。そうで
あるならば、皇室の存在価値に大きな亀裂が生じてしまったのではないか。
国民の総意に基ずく意味を理解できない国民と皇室が存在し、皇室という
存在が限りなく不透明に成ってしまった。
軍国主義の概念の基に成立する皇室という政を民主主義という概念の中で
生かすことは余りにも無理があるのかもしれない。
民主主義は科学であり、皇室を科学で解明しようとすれば、殆どが
科学的に否定され、軍国主義なくしてその存在を肯定できない。