どうでもいいのか、どうでもいいとは思えない。その時は感染病の会議のようで、
殆どの人たちは席に着き、最後に都知事が席に着くところで、知事が自分の
席に着くとき、都の職員が都知事の席のところに立っていて、都知事は無造作に
腰を下ろすと職員は椅子を都知事の尻に合わせて差し込んだ光景がテレビに
映し出された訳だが、どうも何かが違うのではないかと思わざるを得ない。
多くの人たちの居る中で、都知事の椅子を都知事が座るとき、座りやすいように
差し出すことが都の職員の仕事なのかと思うと何か違うような、公務員としての
誇りなのか、それとも人間としての人格なのか、都知事ってただ椅子に座る
だけなのにその会議に出る多くの人たちは自らの手で椅子をずらし、座って
いるのに都知事だけは召使のように職員に椅子を持たせ、その椅子を都知事の
尻に合わせ差し出さなければならないのかと思うと民主的な基本的人権を
踏みにじられたような思いがしてならない。
民主国家の知事として、会議の席に座るとき、誰の手伝いもなく座ればいい
だろう。感染病が蔓延するこの世知辛い世の中に独裁者のような知事の姿は
見苦しいだけだ。感染病に感染しない為に自らのことは自らで守ってくださいと
いうのなら、椅子に座るぐらいのことは自分で座れよと言いたいね。