九州大学総合科目「フィールド科学研究入門“屋久島プログラム”」における死亡事故について ―原因究明及び再発防止のための報告書― https://www.kyushu-u.ac.jp/f/30272/20170331-1.pdf
25ページあたりから
安房川での体験」には右岸まで泳ぐことは含まれていなかったが、「 上部が真水で冷たく、下部が海水で暖かい」という安房川の特徴を体験させるために、胸の深さ位まで川に入ることは予定されていた。 したがって、農学部の安全指針で指示されているように、また実際にアクアフィールドプログラムでは野外活動中は義務化しているように、参加者全員に救命胴衣を装着させるなど、安全確保のための対策をとる べきであった。しかしながら、 今回、「安房川での体験」では救命胴衣 を装着させるなどの配慮はなかった。
アウトだな。
③ 安房川で学生が泳ぎ出すまで
15 時前後には全員が中州に集合していた。TA 准教授が撮影した写真では、多くの人は水着とサンダル姿で、T シャツのようなものを羽織っていたように見える。
吉田教授は、この川の水流が如何に珍しいかを今一度説明し、「荷物はその辺に置いたうえで準備運動をし、身体で屋久島を感じてほしい」と伝えた。
学生達が川に入り始めた後、吉田教授は以下のような発言をしたことが TA 准教授のビデオ音声として残っている: 「で、適当に泳いで下さい。泳ぎに自信のある人は向こうまで行くことは可能です*)。
ただし、気をつけないといけないのは、流れがあるので案外きつい。去年(自分も)行ったんですけど、結局カヌーの辺りまで流されちゃって、みんなヒーヒー言っていましたね。
なので、気をつけないといけない。案外、こう静かに見えますけど、案外流れはあります。ということで自由に遊んで下さい」(この発言の 30 秒程度後から 1 分 30 秒 後までの間に、結構すべるなあ、魚いるな、それなりに冷たいで、という学生のものと思われる音声が入っている)
*)泳ぎ着いた後の帰路についての指示はしなかった。
> 教授は、この川の水流が如何に珍しいか < 急流? 渦巻き?
大学1年生なら、ベテラン風を吹かせてるオッサン教授に対して、 「そもそも、川で泳ぐのは危険だし、 ライフジャケットも装着せずに・・・」 とか言える人間は稀だろうな。
TA 准教授も ポケーッ と ビデオ撮影してるだけだし・・・