14再エネタスクの経緯と大林ミカさんが委員に選ばれた理由は?
2020年9月16日に菅義偉内閣が発足し、10月26日の所信表明演説で2050年カーボンニュートラルが宣言されました。カーボンニュートラルを実現するためには、化石燃料による発電を置き換えていく必要があり、原発の再稼働が進まない中で再生可能エネルギーの主力電源化が必要ですが、再生可能エネルギーの導入を進めるためには、各省庁及び自治体にまたがる規制の改革が必要です。そのために2020年11月20日、再生可能エネルギー、電力システム改革、規制改革の専門家を集めた再エネタスクフフォースが内閣府特命担当大臣(規制改革)の下に設置されました。内閣府でそれぞれの専門家の中から4人の委員を選定した案を作成し、私が了承しました。大林さんは再生可能エネルギーの専門家として選ばれました。現在、内閣府において、第三者を入れた調査チームで、自然エネルギー財団と外国政府との関わりについて事実関係を確認しているところです。(2024年4月現在)
15なぜ再エネタスクの質問で「所管外」を連発したのか?
デジタル行財政改革が新設された時に、衆議院の審議では、デジタル庁とデジタル行財政改革は地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会(地こデジ)、規制改革、行政改革は内閣委員会という仕切りになりました。地こデジで規制改革や行政改革の質問が出たときは、副大臣、政務官又は政府参考人が答弁するというのが国会でのルールとなります。しかし、これはとてもわかりにくいので、地こデジに規制改革と行政改革も統一してほしいというお願いをしましたが、実現はしませんでした。
地こデジ委員会では、質問者には事前に、再エネタスクフォースは規制改革なので、地こデジでの質問への答弁は副大臣、政務官又は政府参考人からの答弁になることをお伝えしているにもかかわらず、大臣答弁を求められたので、ルールに従って「地こデジ委員会で規制改革に関する質問は所管外」なので、政府参考人から答弁をしますという答弁をしました。この件については、委員会終了後、自民党の筆頭理事から野党筆頭理事に対して抗議しています。こうしたことを答弁の中でも申し上げていますが、そこは切り取られて動画が流されてしまいました。私も発言のしかたについては、今後、気を付けていきます。