日栄インテックの22歳男性 「ある種異様な」新人研修受け自殺 両親が提訴
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建材、金物製造会社・日栄インテックに勤めていた男性Aさん(当時22歳)が、新入社員研修で「過去のいじめ体験」を告白させられ「吃音」を指摘された直後の2013年5月に自死し、「業務上の死亡だった」として2015年に労災認定を受けた。
Aさんの両親は8月8日、日栄インテックと研修を請け負った会社、その講師を相手どって、安全配慮義務違反や不法行為に基づく損害賠償、約1億円を求める訴訟を東京地裁に起こした。千葉県在住の父親(59歳)と代理人の玉木一成弁護士が厚生労働省で記者会見し、明らかにした。
原告側によると、Aさんが亡くなるまでの経緯は次のようなものだ。 Aさんは早稲田大学を2013年3月に卒業後、4月から日栄インテックで働き始めた。新入社員研修は4月1日から始まり、8月9日まで続くはずだった。
この間、Aさんは会社の指定した宿泊施設に缶詰状態だったが、5月18日に異常行動があったとして帰宅を命じられた。そして、その途中、東京都新宿区内で自死した。