電車の先頭車両は危ない?
一般的に先頭車両は、衝突事故や脱線事故などで、最も危険だといわれています。最後尾の車両は、信号機の不良時などで、停止中に追突される危険性がありますが、実は、鉄道事故の中で衝突・追突事故は極めて少なく、脱線事故がほとんどを占めます。2014年9月25日現在で、2014年の国内脱線事故数は8件、衝突事故1件です。(参考・運輸安全委員会)
何番目の車両がよいのか?
イリノイ大学の研究によれば、「先頭と最後尾の車両は、衝突・追突する危険性があり、真ん中の車両ほど横転しやすくなる」とのことです。
中でも先頭車両は特に衝突・脱線する可能性が高いので、「消去法でいけば、真ん中の車両から後ろ2両目(10両編成だと、7両目)あたりが最も無難ではないか」と述べられています。