4月の同番組では、夫と一緒のお墓に入りたくないという視聴者の悩みを受けた際、お墓をなぜか「古墳」にたとえ、「前方後円墳! 前方後円墳!」とハイテンションで連呼。5月には、夫婦論を語る際に自然界の生態を引き合いに出し、「あなたがもし鮭だったら、ふるさとの川に精子をバラまいて、あなたはもうとっくに死んでいます、50年前に」と熱弁。視聴者を困惑させている。
「10月の同番組では、沖縄・南城市長の古謝景春氏のセクハラ問題を論じる際、政治を駄菓子屋に例えていましたね。『昔、駄菓子屋さんが2軒あって、片方の駄菓子屋さんは必ず、ちゃんとつかむやつで紙袋に入れてくれた。トングみたいなもので』と話し始め、『政治というのはまさしく、トングで駄菓子を紙袋に入れてお客に入れて渡すという職業じゃないかなぁ』と奇妙な持論を展開していました」
なぜ『サン! シャイン』は武田を起用したのだろうか。芸能プロ関係者が語る。
「不定期でコメンテーターとして出演していた同じフジテレビ系列の『ワイドナショー』の影響が大きいでしょう。そちらの番組では多少的外れでも松本人志さんのツッコミもあって“うんちくおじさん”的なポジションで収まっていましたが、『サン! シャイン』では“スペシャルキャスター”という肩書きで司会の隣に座っているため、発言のズレが際立って見えてしまう。それが違和感を生んでいるのでしょう」
ちなみ3月の『ワイドナショー』最終回の出演時に武田は個人的に見たいニュース番組として、「ひとつのニュースを明日に向かって解説しないで、ひとつのニュースを過去に向かって歩き出す、そんなニュース番組があるとニュースをもっと楽しめる」と語っていたが、今回は卑弥呼まで遡っている。楽しんでいる人が多くいるといいのだが――
(了)