消防団長の“裏報酬” 河村・名古屋市長「ほかの団も調べる」
名古屋市の消防団が団員に年額報酬を全額上納させてプールし、その一部が団長の実質的な「裏報酬」になっていた問題で、河村たかし市長は29日の定例記者会見で「ほかの団にも波及していないか、いっぺん調べてみる」と述べた。
市内のある消防団では入団時に親睦会への加入を義務付け、団員の年額報酬2万8500円を親睦会に納入させていたことが、毎日新聞の取材で判明した。河村市長は「消防団の皆さんが納得して公正に報酬が使われているのか、皆さんに『実態を教えてくれ』と聞いてみる」と述べ、市として調査する意向を明らかにした。
この消防団では団長が務める親睦会長が「管理補助費」名目で月1万円を受け取っており、河村市長は「議員と似ている。上に立つ、親分になるにはお金がいるという話ですが、ええことないわな。伝統的な雰囲気があるんでしょ」と語った。
市消防団課は「市民に誤解を招いてはいけない。記事になった消防団、その団が所属する消防団連合会とは、改善に向けて協議する」としている。【川瀬慎一朗】
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/ar-BB1hpAzU
毎日新聞 によるストーリー • 2 時間前