10人死亡の陸自ヘリ事故、正常なエンジン切って墜落か 防衛省調査
沖縄県・宮古島沖で昨年4月、陸上自衛隊のヘリが墜落して10人が死亡した事故で、2基のエンジンのうち1基にトラブルが起きていたことが防衛省の調査でわかった。安全確保のため異常が生じたエンジンを切ろうとし、誤って正常な方を切ったことを示すデータも残されていた。防衛省は今年度内にも、事故原因などについての報告書を公表する方針。
事故が起きたのは昨年4月6日。当時の陸自第8師団長ら10人が乗る多用途ヘリ「UH60JA」が、宮古島の航空自衛隊分屯基地を離陸後、宮古島近くの海に墜落した。海中からは機体の主要部分が見つかり、事故時の状況を記録したフライトデータレコーダー(FDR)を回収した。
防衛省がFDRを調べたとこ…
この記事は有料記事です。残り374文字
https://www.asahi.com/articles/ASS1V737NS1HUTIL01F.html
成沢解語 2024年1月27日 5時00分