政府が10月末をめどに取りまとめる経済対策に、スギ人工林の伐採機械導入を後押しする補助金を盛り込む方向で調整に入ったことが28日分かった。花粉症対策の一環で、スギ花粉の飛散を抑えるのが狙い。伐採した木材の加工流通施設の整備や、花粉の少ないスギへの植え替えに対する支援策も検討している。10月前半に花粉症対策の閣僚会議を開いて具体策を詰める。
導入を支援するのは「高性能林業機械」。足場の悪い林道で伐採と運搬を一つの機械で行ったり、伐採したその場で丸太に切りそろえたりすることができる。従来のチェーンソーなどに比べ、作業の効率化や負担軽減を期待できる。
2023/09/28 一般社団法人共同通信社