島根県警出雲警察署は17日、包丁1本を口にくわえ、両手に1本ずつ持って路上にいた男を銃刀法違反の現行犯で逮捕しました。
銃刀法違反の容疑で逮捕されたのは、島根県出雲市に住む無職の男(37)です。
出雲警察署によりますと17日午前11時半頃、男から出雲警察署に「妻とけんかした。もう死にたい。
包丁を持って外に出る」と電話があり、警察官が駆け付けると、包丁のような物を口にくわえ、両手にも1本ずつ持ち、自宅近くの路上にいる男を発見しました。
警察官が「包丁を捨てろ」と警告すると男は指示に従い、うち2本は遠くの草むらに投げ捨て、1本は男の近くに落ちたということです。
さらに男のズボンのポケットからも包丁の柄のような物が見えたため、警察官が「包丁を捨てろ」と再度警告すると、男はそれも投げ捨てたということです。
警察官の問いかけに対し、男は包丁を持っていた正当な理由がないことも認めたということで、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕しました。
今回の逮捕容疑になったのは男の近くに落ちた刃の長さ20.9センチメートル程の柳刃包丁で、残り3本の包丁も警察が回収して調べています。
逮捕前後のやり取りの中でけがをした人はいませんでした。
男は「包丁を持って外に出たことに間違いありません」と容疑を認めていて、逮捕された時は酒を飲んでいたということです。
詳しい犯行の経緯や動機などについて、出雲警察署が調べています。
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