メキシコ、ユカタン半島の沖合で、世界で2番目に深い「ブルーホール」が新たに発見されたそうだ。
『Frontiers in Marine Science』(2023年2月23日付)で発表された
巨大な海底洞窟は、深さ約274メートル、広さ1万3660平方メートルに及び
これは南シナ海の西沙諸島で発見された300メートルの深さのある
ブルーホール「ドラゴンホール」に次いで2番目に深い。
ブルーホールとは、海中に空いた大きな穴のような地形のことで、もともと陸地にあった洞窟が
海面上昇により水没したり、地震や火山活動で変化したものだ。
それでもなお、「ターム・ヤ」と名付けられたこのブルーホールは、自然の驚異という点で
まったく引けを取ることのない海底の大穴だ。
「ターム・ヤ(Taam Ja’)」と名付けられた世界で2番目に深いブルーホールは、2021年に
メキシコの公立研究所ECOSURのチームがメキシコ東部のチェトゥマル湾で発見した。
ちなみにその名はマヤ語で「深海」という意味。その名の通り、水面から4.6メートルの海底に
ぽっかりとあいた口から、傾斜80度もの切り立った崖が海の奥底まで続いている。
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0505/kpa_230505_0430058694.html