岸信千代氏が父・岸信夫元防衛相の山口2区で当確 〝世襲〟批判の中…安倍昭恵氏も支援
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岸信夫元防衛相の辞職に伴う衆院山口2区補欠選挙は23日、〝世襲〟批判を跳ねのけ、岸氏の長男・岸信千代氏(31)が初当選を確実にした。
信千代氏は昨年の参院選で死去した安倍晋三元首相の甥。選挙前には華麗な家系図を自身のホームページに掲載した行為が物議をかもし、その後に削除するなどして〝世襲批判〟に見舞われていた。
選挙戦は民主党政権で法相を務めた経験を持つ平岡秀夫氏との与野党一騎打ち。激しい選挙戦は一時、信千代氏が平岡氏にリードを許すなど最後まで当選の行方がわからない大接戦となった。
自民党は選挙戦に岸田文雄首相を始め、党幹部を派遣。その中でも義理の伯母にあたる安倍昭恵氏の応援は話題を集めたという。
「昭恵氏は安倍氏の山口4区から立候補した吉田真次氏、信千代氏を応援に奔走した。義理の甥への手厚い応援は、世襲批判をかわせた結果につながり、無党派層を含めて支持を集めることができた勝利になった」(自民党関係者)
党内では新たな〝政界サラブレッド〟の誕生に「よかった」(自民党議員)の声が聞かれ、ホッと一息ムードが漂っている。