近年、Stable DiffusionやMidjourneyなどの画像生成AIの開発が急速に進んでおり、誰でも手軽にAIによるコンテンツ生成を実行できる環境が整いつつあります。そんな中、中国政府が画像やムービーを生成できるAIについて「ユーザーの実名登録」や「AIによって生成された旨の表示」を義務付ける規則を発表しました。
国家互联网信息办公室等三部门发布《互联网信息服务深度合成管理规定》-中共中央网络安全和信息化委员会办公室
http://www.cac.gov.cn/2022-12/11/c_1672221949318230.htm
China bans deepfakes created without permission or for evil • The Register
https://www.theregister.com/2022/12/12/china_deep_synthesis_deepfake_regulation/
China bans AI-generated media without watermarks | Ars Technica
https://arstechnica.com/information-technology/2022/12/china-bans-ai-generated-media-without-watermarks/
画像生成AIなどのコンテンツ生成AIには世界中から大きな注目が集まっており、中国語圏でもAIを活用するための情報が積極的にやり取りされています。また、中国の大手テクノロジー企業「Baidu(百度)」が画像生成AI「ERNIE-ViLG」を開発するなど、コンテンツ生成AIの開発も活発に行われています。一方で、ERNIE-ViLGでは「天安門事件」や「革命」といった中国政府にとって都合の悪いワードがブロックされていることも判明しており、中国政府の厳しい検閲の影響がコンテンツ生成AIにも及んでいることが明らかになっています。
以下ソース
https://gigazine.net/news/20221213-china-ban-ai-content/