【17歳高校生・教員切りつけ事件】猫連続バラバラ遺棄事件と容疑者の「異様な接点」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee30dd4b67667c4d6e093cf19173d9fa9113780f
白昼の中学校で起きた切り付け事件。逮捕された男子高校生は付近で起きていた猫のバラバラ死体遺棄事件への関与も供述しているという。彼はなぜ猫を殺したのだろうか――。
事件の兆候はあった！
3月1日、埼玉県戸田市の中学校で60歳の男性教員が刃物で切り付けられる事件が起きた。殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは同県さいたま市に住む17歳の男子高校生だった。
「同日夜に男子高校生の家が家宅捜索がされました。そこでタブレット端末やスマートフォン、ナイフも押収されたそうです。警察は強い殺意があったとみて、捜査を続けています」(全国紙社会部記者)
実は事件の兆候はいくつかあった。
「近くの小学校に爆破予告が届いたこともありました。事件との関連は不明ですが、やっぱり怖くて……それに猫の事件が起きたものここから遠くない場所です」(別の近隣住民)
現場となった中学校から半径3キロメートルの範囲で、2月13日以降、バラバラに切断された猫の遺体が相次いで発見されていた。実は、今回逮捕された犯人がこの「バラバラ事件」に関与している可能性があるという。
猫の殺害への関与もほのめかす
猫の遺体が遺棄されていた場所には花が手向けられていた。手前には血痕も残る（さいたま市・2023年3月2日撮影）
「逮捕された男子高校生が、猫殺害の関与もほのめかしているのです」(前出の社会部記者)
2月13日には、さいたま市南区にある荒川彩湖公園のベンチに刃物で切り取られた猫の脚が置かれていた。その3日後の16日にも同公園内であごと後ろ足が欠損した猫の遺体が見つかる。さらに翌17日には近隣小学校の校庭内で猫のあご部分とみられる肉片が何者かによって鉄棒にぶら下げられており、同26日にはさいたま市桜区の畑で頭と前脚のない猫の死骸が土に埋められた状態で見つかる。そこから300メートル離れた川沿いの遊歩道には猫の頭と前脚が発見された。
「少なくとも2匹の猫が犠牲になっているとみられます。猫は用心深い動物。いくら餌をあげたって、そう簡単に捕まえることはできないんです。無理やりつかまえれば嫌がって暴れて、捕まえたほうが怪我をしたり、逃がすこともあります。
猫を捕まえるために捕獲機などを使う虐待犯もいますが、移動の車もない高校生、もしそうしたものを持っていたら、どうしても目立ちます。そのため容疑者は時間をかけて猫を餌付けして、警戒心を解いたところを捕獲した可能性があります」(動物虐待問題に詳しいジャーナリスト)
猫を殺害したのは、この17歳の高校生だったのだろうか。であるなら、家族は何も気づかなかったのだろうか。捜査の進展、事件の真相解明が待たれるが、いずれにせよ、この街の動揺はしばらく続きそうだ――。