https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230220/k10013986061000.html
初当選後、一度も国会に登院していないNHK党のガーシー議員に対し参議院は、4つある処分のうち、3番目に重い「議場での陳謝」とする見通しです。
NHK党のガーシー参議院議員は、UAE=アラブ首長国連邦に滞在しているとして、去年の初当選以降、一度も国会に登院していません。
参議院懲罰委員会が21日、処分内容を決めるのを前に、自民党と立憲民主党の参議院幹事長らが国会内で会談しました。
この中で、立憲民主党が「野党の中には時間をかけず、4つある処分の中で最も重い『除名』にすべきだという考えもある」と伝えたのに対し、自民党は「国会議員の身分に関わるため、一致した対応が望ましく『陳謝』を主張する会派のほうが多い」という考えを示しました。
そして、協議の結果、3番目に重い「議場での陳謝」の処分にすべきだという認識で一致しました。
このあと、両党の幹部が公明党、日本維新の会、共産党、国民民主党と調整したところ、いずれも賛同する意向を示しました。
このため、ガーシー議員に対する「議場での陳謝」の処分は、21日の懲罰委員会を経て、22日の本会議で正式に決まる見通しとなりました。
懲罰委員会は、ガーシー議員が「陳謝」に応じない場合には、再び処分を検討する方向で調整を進めています。