テレビ業界で「批判NG」だった三浦瑠麗が各メディアから「猛バッシング」を受けるワケ
悪口は言っちゃいけない
三浦瑠麗がボロクソに叩かれているのには驚いた。数年前、あるテレビ局で情報番組のディレクターと彼女の話になったとき、「三浦さんの悪口は間違っても言っちゃいけない」と言われた。聞けば、政権に近い数名の出演者については「気難しい事情がある」と、腫物を触るような扱いをしているということだった。
たしかに三浦氏は政府の有識者会議などにも起用されてきた女性であり、最強のバックアップを持つタイプのテレビコメンテーターだけに、一転してバッシングされ、あっという間にメディアから消えたことは衝撃的だ。それだけ潜在的に彼女を嫌う人が多かったからだろうが、その要因のひとつは「国際政治学者」という肩書きにもある。
学者は本来、学問の研究を専門職とするが、彼女の場合、国家政策を深く掘り下げる国際政治学についての研究がされているとは思えない話ばかりで、その手の解説で頻繁に出てくるマルクスやエスノポリティクスなども蚊帳の外。そもそもメディアでの話は、解説ではなく個人的な主張が大半で、中には国際情勢の認識が疑わしいような話も多々見られた。
結局、やっていたことは基本、自宅とテレビ局の往復で、ニュースや資料を与えられて個人的な意見を言うだけの、テレビコメンテーター職だったのだろうと思う。
以下ソース
https://gendai.media/articles/-/106218
片岡 亮 フリージャーナリスト
2023.02.16