対話型AI「バード」の誤答でグーグル株急落
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20230228/se1/00m/020/046000c
米IT大手グーグルの親会社アルファベットの大幅な株価の下落が話題になっている。事の起こりは2月8日にグーグルが仏パリで開催した新型の人工知能(AI)を使った自動応答ソフト(チャットボット)「バード(Bard)」の発表会だ。質問に対するバードが出した回答に複数の誤りがあったことが指摘され、アルファベット株は1日で9%以上下落、1000億ドルの損失となった。
米国ではマイクロソフトが100億ドル以上を出資するスタートアップ、OpenAIによるチャットボット「ChatGPT(チャットGPT)」が人気を呼んでいる。正確で迅速、自然な言語が評価され、昨年11月にリリースされて以来利用者が1億人を突破した。