論マス憲法15回 伊関講師
はい。最後29問目ですがB+△Bプラスとしちゃうとちょっと怒られてしまうかもしれませんが、ちょっとこの塾の方針としてはね、欠かせない問題かなっていうところです。ですから私としては、第6問目の教授のような心境ではあるんですが、第6問って覚えてますか宗教団体が設置した大学において宗教の教義についての授業を展開しなければいけない、ちょっとそれと似たような気分であるんですが、
この問題は、議員定数不均衡についてのものです。この問題自体は憲法上、非常に重要性を持っているということは否定しがたい。その証拠に選挙のたびに塾長をはじめとしたね、いろんな弁護士の尽力で最高裁の判断がなされているわけですが、
そこについて、最高裁の考え方がちょっとずつ変わってきたりしていて、そして選挙制度も変わると。ところが試験との関係でどうかって言ったときに、確かに短答の問題ではよく聞かれるかなっていうところです。論文の問題で出たとしてもおかしくないんだけども、ただどうでしょうね。
この予備試験において圧倒的なシェアを誇っている伊藤塾の塾生が圧倒的に有利になりませんかね、この問題でたら。その観点でっていうところもあって、あとはもうちょっとまともな話をさせていただくと、実はこれって論点を繋げただけなんですよね。論点を繋げただけ。だから覚えているかどうかの勝負になるので、あまりこう憲法的に深みのある話じゃないし、事案をどういうふうに料理していくのかっていう問題ではないんです。ですからこの昭和44年の出題ですが、
このように昔の1行問題的なものであれば、これに関する問題点を列挙しなさいっていう形で出てもいいんだけど、今の事例問題にどう対応させるかっていうことを試したい。ご時勢にはちょっと出題の可能性は低いのかなっていうところで、一応B＋というふうにさせていただいています。