常光円満寺よさげな寺
足利家の菩提寺だったんですね
盛時には薬師院や南坊など七堂伽藍が甍をならべ、塔頭僧坊が13を数え数万坪という広大な寺領荘園を領有していた荘厳偉容は四燐を圧するほど…と伝えられている。応安2年(1396年)足利三代将軍義満は、ご本尊・聖観世音菩薩に深く帰依され、本院を祈願所となされ、足利一門の武運長久を祈願されてきた。 以後、常光円満寺は足利将軍の菩提寺として初代足利尊氏以下歴代の祖先の位牌をおまつりし、回向を勤め、寺紋も足利氏の引両紋を拝受されている。 また永享年間(1429年)頃には、当地の豪族たる吹田河内守重通ら吹田氏から本院に広大な土地を寄進されたことが、当寺に伝世する「常光円満寺文書」に記述がある。