「日本人ではない」国がパスポート発給拒否 大学教授の女性が日本国籍の確認など求め提訴 カナダ市民権取得後に海外から帰国
海外から帰国した大学教授の女性に対し、国が「日本人ではない」としてパスポートの発給を拒否したことを受け、女性は日本国籍の確認などを求めて国を提訴しました。
京都市内の大学教授の女性は2007年、カナダの市民権を取得しました。
しかし4年前、女性が親の介護のため帰国した際、本籍地の役所などは日本国籍を喪失していないことから「外国人ではない」として在留資格を認めませんでした。
その後、女性は法律上の手続きは全て履行していることなどを訴え、入管が「特例措置」として女性の日本国籍を認め在留資格が与えられました。
ところが、法務省や外務省は女性がカナダの市民権を取得した時点で、日本国籍を自動喪失していて「日本人ではない」として女性へのパスポート発給を拒否。
現在、女性は海外への自由な渡航ができない状態となっています。
こうした状況を受け女性は日本国籍の確認やパスポートの発給などを求めて15日、京都地裁に国を提訴しました。
https://news.infoseek.co.jp/article/abcnews_17676/
12/20 13:27 ABC朝日放送