ある意味ネタバレかもしれないけれども、シン・エバは単に戦ってただけだからね。
前作から続く使徒と人類との全面戦争。
公開当初の「終わらせてエライ」みたいな評価はそういう意味だったのかと。
子供が紐を離してしまって空高く消えた縁日の風船をひっ掴んで戻してきたような、ね。
その分、旧劇場版みたいな深層心理をえぐる描写は全くなくなってしまった。
娯楽に特化して最後も対決を映像で見せてきた「サービスサービス」は評価できるかな。
今やアニメオタクの8割を占める女性を掴むべくBL要素もふんだんに盛り込んで。
もっとも、かのエバだから(公開館数に対して)そこそこヒットした観は否めないね。
庵野のオリジナル新作だったら1/10くらいの興業だったと思う出来。