検察、袴田さんの収容求める 再審請求審で最終意見書提出
1966年に静岡県の一家4人が殺害された事件で死刑が確定し、静岡地裁の再審開始決定を受け釈放された袴田巌さん(86)の差し戻し審の3者協議が2日、東京高裁で開かれ、弁護側と検察側双方が最終意見書を提出した。検察側は高裁が再審請求を棄却する決定をした場合は「刑の執行停止を取り消した上で、身柄を収容すべきだ」と主張した。
5日の最終弁論で検察側から追加の主張などがなければ審理は終結する見通し。高裁は本年度内に決定を出す意向を弁護団に伝えている。
協議後、都内で記者会見した弁護団によると、5日は袴田さん本人も審理に参加する予定で、体調面を考慮した上で判断する。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/217559
2022年12月2日 19時36分 (共同通信)