安倍元首相「国葬」業務、「桜を見る会」と同じ会社が落札 応札も1社のみか、1億7600万円
安倍晋三元首相の国葬の企画・演出の業務について、東京都江東区のイベント会社「ムラヤマ」が1億7600万円で落札したことが2日、国の入札情報で分かった。入札したのは同社だけだったとみられる。
国の入札情報によると、ムラヤマは2015年3月以降、5年連続で、安倍元首相が在任中に主催した「桜を見る会」の会場設営業務を一般競争で落札している。17~19年の会では、いずれも入札前に、ムラヤマと内閣府が打ち合わせしていたことが発覚し、野党から批判された。
ムラヤマの広報担当者は国葬について「通常の業務の一環として入札した」と話した。
入札は一般競争で、8月17~18日に公開された。政府は22年度予算の一般予備費から2億4940万円を支出すると閣議決定している。
ムラヤマは他に、中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬や東日本大震災10年の追悼式などの会場設営や運営業務なども落札している。(共同)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/199673
2022年9月2日 21時00分 東京新聞
予算決算及び会計令
第七十四条 契約担当官等は、入札の方法により一般競争に付そうとするときは、その入札期日の前日から起算して少なくとも十日前に官報、新聞紙、掲示その他の方法により公告しなければならない。ただし、急を要する場合においては、その期間を五日までに短縮することができる。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322IO0000000165