三才ブックス(東京都千代田区)は、鳥取県から一部の出版物に対し有害図書指定を受けた結果、
Amazon.co.jpでの販売もできなくなったとして、県とアマゾンジャパンに経緯を聞いたとする文書を
8月26日、公式サイト上で公開した。県の不透明な審査プロセスと2021年の条例改正が
影響していることから「鳥取県で本を販売することがもはやリスクといえる事態」と指摘している。
有害図書指定を受けたのは「アリエナイ医学事典」「アリエナイ工作事典」「裏グッズカタログ2022」の3冊。
2月時点でAmazon.co.jpからアリエナイ医学事典の掲載がなくなっていることに著者が気付き、発覚した。
三才ブックスがアマゾンジャパンに理由を聞いたところ「鳥取県によって青少年に有害な図書として指定されています。
そのため、Amazonではこれらの商品の販売及び販売のための掲載を禁止しています」と回答があった。
三才ブックスはこの回答がアマゾンジャパンの商品登録ルールに沿わないとして再度質問した他、
禁止根拠に「アダルトメディア商品に関するガイドライン」を提示されたために18禁の商品としての
再掲載も求めたが、認められなかったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/45b895ad6854b09f0192ee23accaf7f059334279