一方、藤田医科大(愛知県豊明市)の土井洋平教授(感染症学)は世界最多について「問題視する話ではない」と冷静だ。
「日本が世界最多になった一因には、諸外国に比べて検査が徹底されていることがある」と訴え、海外各国との検査数の差が大きく影響しているとの考えだ。
では、感染拡大を抑えるための有効な対策とは。山本医師は「人との距離を保ち、常に換気することが大切。
暑くてエアコンをつけても、窓を開け、扇風機で空気の流れをつくってほしい」と求める。
村上特任教授も「ワクチンを三回あるいは四回目まで接種し、食事や公共の場ではマスクと換気を今まで以上に意識してほしい」と呼び掛けた。
(了)