イスラエルの軍用画像処理企業が、壁の向こうを透視する機器「Xaver 1000(クサーヴァ 1000)」を開発した。レーダーとAI画像処理技術により、壁の向こうの物体を3D映像で表示する。
製品は壁の外側に設置したパネルからレーダーを照射し、建物のなかにいる人やモノを点の集まりで表示するしくみだ。鮮明な画像を得られるわけではないが、例えば人の場合は人数と背丈、部屋のどの位置にいるかや、移動パターンなどがわかる。
また、シルエット状の映像から、おおよその体勢を把握することも可能だ。歩き回っているのか、寝ているのか、または武器を構えているのかなどをリアルタイムの映像で確認できる。
レーダーで壁の向こうを探索する技術はこれまでにも存在したが、ごく粗い情報しか得ることができない問題があった。Xaver 1000はレーダーの探索結果を独自のAIと追跡アルゴリズムで処理し、人間のシルエットがおおよそわかるレベルの精密な画像に変換する。以下ソ
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/07/post-99118.php
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