遺族中傷の男、侮辱罪で起訴 池袋暴走事故めぐり異例判断―東京地検
東京・池袋で起きた乗用車暴走事故の遺族をインターネット交流サイト(SNS)上で公然と中傷したとして書類送検された愛知県扶桑町に住む飲食店従業員の男(22)について、東京地検は15日、侮辱罪で在宅起訴した。
侮辱罪の厳罰化を図る改正刑法は13日に国会で成立、今夏にも施行されるが、現行の罰則は「30日未満の拘留または1万円未満の科料」と刑法上最も軽い。同罪で正式な裁判を請求するのは異例。
起訴状などによると、男は3月11日、暴走事故で妻子を亡くした松永拓也さん(35)のツイッターの投稿に対し、匿名で「金や反響目当てで闘っているようにしか見えませんでしたね」などと投稿し、公然と侮辱したとされる。
https://web.archive.org/web/20220616070427/https://www.jiji.com/jc/article?k=2022061501119
2022年06月15日21時21分 時事通信