大学教員8年目やってるとワナビーとモノづくり好きの区別がつくようになってくる→「へえ,〇〇がやりたくて大学に入ってきたんだ,でなんで今まではやってないの?」(次週)「え,どうして今週できなかったの?」
もし,作りたいと思って作ったことのない人や研究したいと思って研究したことのない人は「結果の評価や自己実現」に憧れているだけで実験結果や実装そのものそしてその過程に興味があるわけでも好きなわけでもない.
やりたいことがあるならやってるし,止められなければ作り続けているのだから,そうじゃない人はそもそもモノづくりをそんなに好きじゃない.寝ても起きてもやってしまうことが好きなことだろう.うっかりやっちゃうやつである.(査読が進まないのは他の制作/研究が楽しいからである… 査読が止まらねえ! という論文もたまにある)
そして,そもそも「1日のうち1時間も自分の自由にできる時間がない!」というような,「不可避なほど予定が詰まってる学生」を私はいまだに見たことがない.トイレに行けないくらい忙しかったり風呂入れない歯を磨けない,飯を食えないくらい忙しいなら予定の確保から始める必要があるが,そういう学生にはまだあったことがない.(私も1日の可処分時間が30分を切ることはあるがなんかうっかり作ったり書いたりしてしまう,止まらないからだ)
止まらないかどうか,漏れ出るほど作ってるかどうか,これは大切なことである.この世界を生きてることに興味があるか,一瞬一瞬を集中して楽しんで生きているか,寝るときには限界を迎えているか,その繰り返しを生きているかがとても重要だと思う.その中に研究やものづくりがある人なら,「すでにやっている」のである.逆にそれ以外の人々とはどうしても研究のずれが生まれる(そもそも目指しているところが違うのだと思う)
つまりは一度会ってみて一週間後に質問すればいいだけの話なのだ.
「へえ,〇〇がやりたくて大学に入ってきたんだ,でなんで今まではやってないの?」→「え,どうして今週できなかったの?」
これで大体わかる.
https://note.com/ochyai/n/n781fb2209af4