乗客には船上プロポーズのカップルも 父親の無念の思い
今回、行方がわからない観光船には、船の上で彼女にプロポーズすると決めていた若い男性もいました。駆け付けた父親が無念の思いを語りました。中継です。
斜里町ウトロの宿泊施設「しれとこ村」です。こちらでは、25日午前9時から観光船「KAZU I（カズワン）」の乗客の家族に海上保安庁が捜索の最新状況について説明しました。
彼女と観光船に乗り、行方がわからない、北見の鈴木智也さん（22）の父親も駆けつけました。
鈴木智也さんの父親
「たまたま携帯を見ていて、クルーズ船沈没となっていたから、息子行っている、嘘だろと思って、メール、電話をした。そしたら、まったく通じない。1日も早く捜索して見つけて、暖かい布団をかけてあげたい、ただそれだけです」
父親の話では、智也さんは今回、船の上で彼女にプロポーズすると決めていたそうで、「胸が張り裂ける思いだ」と話していました。
また、きのうの説明会では観光船の運航会社の社長に対し、「波が高い状況で、なぜ引き返さなかったのか」と怒号が飛び交っていたということです。乗客の家族に対して、25日から一日3回の捜索の状況などの説明行われますが、家族は「少しでも新しい情報が欲しい」と話しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd4f1751e6c076298fd45bf37c0b515ab3deae6b