4月からアルコールチェック義務化！何が変わる？
後を絶たない飲酒運転での事故を受け、一定の車両を保有する事業所には、4月1日から、アルコールチェックが義務となります。
アルコールチェックが義務化されるのは、乗車定員が11人以上の車両を1台以上か、そのほかの車両を5台以上所有する企業です。これまでもタクシーやバス、トラックなどのいわゆる「緑ナンバー」の事業用の車を運転する事業者には義務付けられていました。
しかし去年6月、千葉県八街市で児童5人が飲酒運転のトラックにはねられ死傷した事故で、運転手の車が、自家用車に付けられる「白ナンバー」だったことを受け、道路交通法の一部が改正されました。
石川県警察本部によりますと、飲酒運転による摘発件数は、県内で去年1年間に283件と前の年から82件増えていて、特に若い世代の割合が高かったということです。このうち14件では実際に事故が発生していて、県警本部交通企画課の谷口篤史安全補佐も「県内でもまだ根絶には至っていない状況」と危機感を強めています。
こうした中、4月1日から導入されるアルコールチェックの方法は、安全運転管理者が運転手に飲を飲んだかなどを聞き取った上で、顔色や呼気のにおい、声の調子などを判断します。そして、確認した日時など必要事項を記入し、その記録は1年間保存します。しかも、チェックは運転前と運転した後の2回必要です。
さらに、10月からはアルコール検知器を使った酒気帯び確認の義務が事業者に追加さます。このほか、県警は、飲酒運転について、二日酔いでの運転も危険であり、お酒を飲んだ翌日に少しでもアルコールが残っていると感じる時には絶対に運転しないようにと強く呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/aef05b4520a5b333bcbfdd476172984fd3bdb08d