●「厳罰化」が検討される侮辱罪
福投手側によると、被疑者の男性から直接メッセージが送られてきたわけではなく、ツイート内容や頻度などを問題視したという。
被害届を提出したあと、裁判所の手続きなどを通じて本人を特定し、刑事告訴していた。なお、問題となったツイートはネットカフェからの投稿だったという。
男性から謝罪の手紙が届いたため、一時は水に流そうかとも検討。しかし、謝罪後もツイッターでほかの選手を中傷するような投稿を続けていたことから手続きを進めたという。
この後、男性が起訴されるかは未定だが、仮に侮辱罪で有罪になると、「拘留(30日未満の身体拘束)または科料(1万円未満)」が科せられる。
侮辱罪の法定刑をめぐっては、フジテレビ系『テラスハウス』に出演していたプロレスラー木村花さんの自殺など、ネット中傷の社会問題化を受けて、政府が厳罰化を検討。改正案は今国会中にも可決される可能性がある。
福投手は「今回の件をきっかけに、ネット上でも言葉を考えて投稿してくださる方が増えれば嬉しいです」ともコメントをつづっている。
(了)